UPI QRコードのしくみ
UPI(Unified Payments Interface)はインドのNPCIが運営する銀行口座間の即時送金のしくみで、日本のPayPayなどのコード決済とは別物です。コードにはNPCIが公開している形式のUPIディープリンクが入ります。例:upi://pay?pa=yourid@bank&pn=Your%20Name&am=250.00&cu=INR&tn=Table%204 pa はUPI ID(VPAとも呼ばれます)、pn は支払う人に表示される受取人名、am は任意の金額、cu は常に INR、tn は任意のメモです。名前とメモに含まれるスペースや特殊文字はパーセントエンコードされるので、リンクは途切れのない1つの文字列になります。
インドのすべてのUPIアプリはこのリンクを解釈することが義務付けられているため、同じコードがPhonePe、Google Pay、Paytm、BHIM、Amazon Pay、各銀行のアプリで使えます。支払う人がアプリを開いて「スキャン」をタップすると、UPI ID、名前、設定していれば金額が自動で入力されます。支払う人がUPI PINで確定すると、数秒で銀行口座間でお金が移動します。
これはリンクの静的な、加盟店提示型の形です。決済ゲートウェイが動的コードに使う取引参照番号、加盟店コード、署名などの項目は意図的に省いています。そのためコードはシンプルで、個人のUPI IDでも有効です。アプリに必要なのはIDだけなので、登録済みの加盟店口座でも使えます。
こんな場面で便利です
- キラナ(個人商店)やチャイ屋が金額なしのコードを印刷しておけば、お客様が会計ごとに金額を入力します。
- 自宅でパンを焼く人や仕立て屋が、価格を固定したコードをWhatsAppのメッセージやチラシで共有できます。
- 住宅組合や学校が、金額と Maintenance March のようなメモを入れたコードで会費を集められます。
- 寺院、NGO、大学祭が、横断幕やイベント会場の画面に寄付用コードを表示できます。
印刷前のポイント
- UPI IDは1文字ずつ確認しましょう。よく使われるハンドルには @okaxis、@oksbi、@ybl、@paytm、@ibl、@upi があります。1文字違うと、別の人に送金されるか失敗します。
- 受取人名は銀行に登録されているとおりに入力し、支払う人が見覚えのある名前を見られるようにしましょう。アプリにはこの名前と、確認済みの口座名義人名の両方が表示されます。
- 会計金額が変わるお店では金額を空欄にしましょう。固定料金なら入力しておけば、支払う人が打ち間違えることがありません。
- 印刷前に、完成したコードを2種類の異なるUPIアプリで読み取ってください。どちらかで名前や金額が違って表示されたら、100枚刷った後ではなく今直しましょう。